ホイールベアリング交換
TT−Rも20,000kmを目前にし、そろそろと思っていたホイールベアリングの交換を行いました。
ベアリングの購入は純正部品よりもベアリングメーカー(代理店)での購入がお奨めです。
メーカーも選べますし(日本製であれば、ベアリングの品質にメーカーによる差はありませんが・・・)、シール形状も選べます。
しかし、ベアリング代理店で購入する最大の利点は安い事です!
今回、ネットで購入しましたが、送料を考えても1台分で純正部品の1/2くらいでした。
ベアリングはISOによって規格化(形状、外径、内径)された型式で呼ばれているので、この型式を使って発注します。
(例6003、6202等)
型式はベアリングのシール部に明記されているので、一度ホイールを外して確認しておくと良いですね。
またカワサキなんかだと、パーツリストにこのベアリング型式もパーツ番号と一緒に載せられていますね。
う〜ん、とても親切なメーカーですな、カワサキは・・・。
NTNのベアリングです。
こちらのお店で購入。(親切・丁寧)

TT250R用
フロント左側6003、右側6203
リア左側60/22×2、右側60/22
全てLLUタイプ(シール形状 接触型)
この他に純正部品にて各所のオイルシールを交換します。
リアホイールです。
オイルシールを外します。
オイルシールは新品と交換します。
ベアリングプーラーをセットし、ホイールベアリングを抜き取ります。
しかし、このベアリングプーラーは簡単にベアリングの抜き取りが出来ますね。
クサビがベアリングの内輪にがっちりと食い込んで、プーラー上部のボルトを締めこんでいくと、するするとベアリングが抜けてきます。
昔、この工具を持っていない時、アンカーボルトを使ったりして裏側から叩いたりしていましたが、このプーラーの使用感はほんと感動もんです。
ベアリングが抜き取れました。
リアスプロケット側にはベアリングが2個使われていますが、一気に2個を抜こうとせずに一つずつベアリングを抜き取ります。
新しいベアリングを取り付ける前にグリスを補給します。
側面のシールを傷をつけないようにピックツール等で外します。
本来、グリースの混同は良くないのですが、自分の場合全然気にしていません。
もちろんリチウム系のグリースを使用しています。
写真は新品のベアリング内、グリースの量は少量ですね。
べっとりとグリースを塗りこんでいます。
もうこうなると転がり抵抗とか完全に無視しています。(笑)
でも、オフ車にはこのくらいグリースを塗っとくのが安心ってもんです。
ベアリングを挿入しやすいように、ハブをバーナーで熱します。
あまり熱しすぎないように注意です。
思わぬところまで熱くなって、火傷するので・・・。
ベアリングの挿入はソケットを使っています。
ベアリングアウター部に合うソケットをベアリングの上に置き、プラスチックハンマーを使って打ち込みます。
ちなみにリアのベアリング外径は44mmです。
定位置まで打ち込まれたベアリング。
ハブを熱していれば、そんなに力を入れずとも簡単に収まります。
そして、この時に注意するのは、あまり打ち込みすぎないこと。
打ち込みが強いと、ベアリングのインナーがスペーサーを押し付け、抵抗が増えてベアリングの回転が重くなります。
ベアリングを打ち込んだら必ず、インナーがスムーズに回転するのを確認します。
フロントホイールです。
オイルシールを外しているところです。
オイルシールは交換するので、手荒に外しちゃってます。
ベアリングプーラー使用状況。
ブレーキディスクはウエス等で保護しておきましょう。
こんな感じでがっちりとベアリングに食いついて、するりって感じでベアリングが抜けてきます。
ほんと頼もしいプーラーです。
リアと同様に新しいベアリングを打ち込みます。
フロントのベアリング外径は35mmです。
ベアリングをセットし、オイルシールを取り付けて完了。
カラーをハブに取り付けて、アクスルシャフトにグリスを薄〜く塗ってホイールを取り付けます。
交換したベアリング。
まだサビ、がたつき等は無かったですね。
しかし、新品のベアリングと比べると、心なしか回転が鈍いような気がします・・・!?
まあ、こういう物は悪くなる前に交換するのが本筋なのでしょうから、今回早目に交換して良かったと思います。
今回ホイールベアリングを交換するに当たり、購入したベアリングプーラーセット。
さすがにハスコーの物は手が出なかったので、ストレートの物をチョイスしました。
安価ですが、使用に関しては全然問題ありません。
ただ注意しなきゃいけないのは、回転部(特にクサビとなる部分)にグリースを塗布してから使用するということ。
錆びて固着してしまったベアリングなんか抜くときなんかは、かなり力が掛かりますから工具を壊さない注意が必要ですね。
ホイールベアリング抜き取り、挿入の際に使用したハンドツール類です。
左からピックアップドライバー、プラスチックハンマー、10・14・17のコンビ、5・6のHEX、打ち込み時に使った24・32のソケット、14・17のディープ・ソケットレンチ。
夏の強い日差しが照りつける中、黙々と作業をしていたのですが、さすがにこの暑さでは熱中症になりそうで(日頃の不摂生もいけないのだが・・・)、ちょくちょくと休憩と水分を補給するようにしました。
夏の暑さと雨が避けられないのは、屋根の無い屋外ガレージの宿命ですが、やっぱり屋根付のガレージって、憧れですね・・・。
2007.7.29